「英語を話せるようになりたいけど、スクールに通う時間もお金もない・・・」
そう思ったことはありませんか。
実は、英語は独学でも十分に習得できます。
むしろ、今はスマホ1つあれば教材もアプリも豊富に揃っていて、昔よりずっと学びやすい環境が整っています。
ただし、多くの人が途中で挫折していまうのも事実。
その理由は「正しい学習の進め方を知らない」ことや「モチベーションの保ち方が分からない」ことにあります。
この記事では、大人がゼロから英語を独学で習得するための学習プラン、勉強法、活用ツール、挫折しないコツを分かりやすく解説します。
これを読めば「何から始めればいいか」が明確になり、今日からでも英語学習をスタートできるはずです。
はじめに:なぜ英語を独学で学ぶのか?
・独学のメリットとデメリット
独学のメリット
1.お金がかからない
教材やアプリ、YouTubeなど無料リソースが豊富。
スクールに通うより圧倒的に安く学べます。
2.自分のペースで進められる
忙しい人でも、スキマ時間を使って学習できる。
理解が浅い部分は繰り返し復習可能。
3.教材を自由に選べる
自分の興味(映画・旅行・ビジネスなど)に合わせて教材をカスタマイズできる。
4.自主性が身につく
学習を自分でコントロールすることで、自己管理力や学習習慣が鍛えられる。
独学のデメリット
1.挫折しやすい
誰にも管理されないため、モチベーションが下がると続けにくい。
2.間違いを直してもらえない
スピーキングやライティングで誤った表現をしても、修正されず間違って覚えてしまう。
3.学習の順序を間違えるリスク
文法や単語の学び方が偏ると、効率が悪くなったり基礎が抜け落ちたりする。
4.成果を実感しにくい
独学だと客観的な評価がなく、上達しているのかどうか分かりづらい。
※私も意志が弱くよく挫折しました。色々な方法を試したのでまた別記事で紹介します。
・学校や英会話スクールとの違い
1.学習環境
・独学:自宅やカフェなど、好きな場所・時間で勉強できる。
・学校/スクール:決まった時間・場所で授業を受ける。学習リズムは作りやすいが自由度は低い。
2.学習コスト
・独学:教材やアプリを選べば格安、無料リソースも豊富。
・学校/スクール:入学金や月謝がかかり、長期的には高額になることも多い。
3.指導・サポート
・独学:自分で学び方を調べて実行する必要があり、間違いに気づきにくい。
・学校/スクール:先生から直接指導を受けられる。質問がすぐ解決し、
正しい発音や文法を直してもらえる。
4.モチベーション管理
・独学:完全に自己管理。意志が弱いと挫折しやすい。
・学校/スクール:一緒に学ぶ仲間や先生の存在が刺激になり、続けやすい。
5.実践機会
・独学:アウトプット(会話)機会が不足しやすい。
工夫しないと「読めるけど話せない」状態になりやすい。
・学校/スクール:クラスや講師と話す機会があるため、会話の練習を自然に取り入れられる。
※まとめると、独学は「安く自由」だが「自己管理が難しい」、一方で学校/スクールは「高額だが指導や環境が整っている」という違いがあります。
まずは独学からのスタートをおすすめします。
独学の英語学習に必要なマインドセット
・継続力が一番大切
英語学習は「短距離走」ではなく「マラソン」です。
1日で大きな成果を求めるよりも、毎日コツコツ続けることが上達の近道です。
たとえ10分でも「毎日英語に触れる」習慣を作ることで、無理なく力が積み上がっていきます。
※1分でもいいです、毎日英語に触れましょう。
・完璧を求めない姿勢
独学をしていると「文法が正しくないと話せない」「全部覚えてから使おう」と思いがちですが、それでは一歩が踏み出せません。
多少間違えても伝わればOK、7割理解できれば十分という気持ちで取り組むことが、挫折しない秘訣です。
※今ならAIアプリを使えば、間違えても恥ずかしくありません(笑)
・目標を具体化する方法
「英語ができるようになりたい」だけでは曖昧すぎて続きません。
「3ヶ月後に海外出張で自己紹介をできるようにする」「半年でTOEIC500点を目指す」といった具体的な目標を立てることで、学習の方向性がはっきりし、達成感も得やすくなります。
※目標は必ずあったほうが良いので、何も無ければTOEIC試験を申し込みましょう。
学習プランの立て方
初心者がまず身につけたい4技能(読む・書く・聞く・話す)
英語には「読む・書く・聞く・話す」の4つの力があります。
初心者のうちは、この4技能をバランスよく伸ばすことが大切です。
・読む(Reading):簡単な英文や記事を読むことで、語彙力と文法が身につく
・聞く(Listening):英語の音に慣れるために、ポッドキャストや映画を使う
・話す(Speaking):最初は短いフレーズでOK。「言ってみる」ことが大事
・書く(Writing):英語日記などでアウトプットする習慣をつける
※意外と書く(Writing)も重要
1日の学習スケジュール例
忙しい大人でも、スキマ時間を使えば学習できます。例えば1日30分〜1時間なら以下のように分けられます。
・朝(10分):英単語アプリで単語チェック
・通勤中(15分):ポッドキャストを聞いてリスニング
・夜(20分):簡単な英文記事を音読、日記を数行書く
※これだけでも、合計45分「読む・聞く・話す・書く」を網羅できます。
3ヶ月・6ヶ月・1年の成長イメージ
・3ヶ月後:簡単な自己紹介や日常会話のフレーズが言えるようになる
・6ヶ月後:英語のニュースやドラマの一部が聞き取れるようになる。短文メールも書ける
・1年後:自分の意見をシンプルな英語で話せるようになり、旅行や仕事でも実用的に使える
※私も6ヶ月続けたあたりから、少しずつ英語が聞き取れるようになりました。
リスニングを伸ばす勉強法
・海外ドラマ・YouTube・ポッドキャストの活用
英語の音に慣れるには、できるだけ多く「本物の英語」を聞くことが大切です。
・海外ドラマや映画:日常会話が多く、実際に使える表現を学べる
・YouTube:好きなジャンル(料理、ゲーム、旅行など)なら飽きずに続けやすい
・ポッドキャスト:通勤や家事の合間に「ながら聞き」ができる
※最初から全部理解しようとせず、「知っている単語を1つでも聞き取れたらOK」と思うのがコツです。
・シャドーイングとディクテーションのやり方
・シャドーイング:音声を聞きながら、少し遅れて声に出して真似する練習。発音・リズム・イントネーションが自然に身につきます。
⇒1日5分でも効果的!
・ディクテーション:音声を聞いて、聞こえた英語を紙に書き取る練習。自分が聞き取れない音を「見える化」できるので、弱点克服につながります。
⇒最初は短いセンテンスから始めるのがおすすめ。
※シャドーイングもディクテーションも英語習得のための王道です。まずは簡単な文章から始めてみましょう。
・初心者向けおすすめ教材
・NHK「ラジオ英会話」:1日15分で続けやすく、解説も丁寧
https://www.nhk.jp/p/rs/PMMJ59J6N2/
・BBC Learning English(YouTube/アプリ):短い動画で実用的な表現を学べる
https://www.bbc.co.uk/learningenglish/
・スタディサプリENGLISH(日常英会話コース):スクリプト・音声・練習機能がセットで便利
※どの教材を使うにしても「自分が興味を持てる題材」を選ぶことが、継続一番のポイントです。
まとめ
リスニング力は「たくさん聞く」+「集中して聞く」の2ステップで伸びていきます。
海外ドラマやYouTubeで楽しく英語に触れつつ、シャドーイングとディクテーションで集中的にトレーニングすると、
半年後には「英語の耳」ができてきます。
スピーキングを伸ばす勉強法
・独学でも話す練習はできる
英語は「相手がいないと話せない」と思われがちですが、実は一人でも練習できます。
大切なのは口を動かして声に出す習慣をつけること。
声に出すことで記憶に残りやすくなり、スムーズに言葉が出てくるようになります。
・音読・オンライン英会話・AI英会話の活用
・音読:テキストや記事を声に出して読む練習。
発音だけでなく、英語のリズムや表現になれることができます。
・オンライン英会話:格安でマンツーマンレッスンが受けられるため、実際に「人と話す経験」を詰めるのが魅力。
・AI英会話:24時間いつでも練習でき、発音や文法を即座にチェックしてもらえるのがメリット。
初心者が気軽に話す練習を始めるのに最適です。
・独り言トレーニングのすすめ
一番簡単に始められるのが「独り言」です。
・朝起きて「I’m so sleepy today.(今日は眠いな)」
・ご飯を見て「This looks delicious!(おいしそう!)」
・帰宅して「I’m tired,but I did best.(疲れたけど頑張った)」
このように、日常の出来事を簡単な英語にして口に出すだけで、「英語で考える力」が自然と身についていきます。
まとめ
スピーキング力を伸ばすには「声に出す習慣」+「実践の場」が必要です。
音読で基礎を固め、オンラインやAI英会話で実際に会話を試し、独り言で日常的に英語を使う。
この3つを組み合わせれば、独学でも着実に「話せる英語力」が育ちます。
ライティングを伸ばす勉強法
・英文日記の書き方
ライティング練習の定番は「英語日記」です。
難しい文を書く必要はなく、1日1〜2文で十分。
・例)I went to the supermarket today.(今日はスーパーに行った)
・例)It was sunny,so I felt happy.(晴れていたので気分が良かった)
大切なのは「続けること」。毎日書くことで自然と文の組み立てに慣れていきます。
初めは、翻訳アプリを使ってもOK。ただし、英文はちゃんとノートに書きましょう。
・SNSやブログを活用する方法
InstgramやX(旧Twitter)、ブログなどを英語で発信するのも効果的です。
・写真に短い英語説明文をつける
・興味のある分野(旅行、料理、スポーツ)を英語で投稿する
実際に誰かに読まれる環境を作ることで、表現を工夫する習慣がつき、モチベーションも高まります。
・添削サービスやAIを使った学習
自分の英文は正しいのか気になるもの。そんなときは添削サービスやAIツールを活用しましょう。
・ネイティブ講師による添削サービス⇒文法・自然な表現を学べる
・AIによる添削⇒すぐにフィードバックが得られるので、日記やブログに便利
「書く⇒添削を受ける⇒改善する」というサイクルを回すことで、表現の幅が一気に広がります。
まとめ
ライティング力は、「毎日少し書く」+「発信の場を作る」+「フィードバックをもらう」で伸びていきます。
英文日記から始めて、SNSやブログでアウトプットを広げ、添削を受けながら改善していくことで、独学でも着実にスキルアップが可能です。
単語・文法の効果的な覚え方
・単語帳より「使う」ことが大事
英単語は、ただ眺めたり暗記したりするだけでは忘れやすいものです。大切なのは「覚えた単語を実際に使う」こと。
例えば、
・英文日記に取り入れる
・独り言で口に出してみる
・SNSで短い英文を投稿してみる
など、アウトプットをすると記憶に残りやすくなります。
・文法は一気に完璧を目指さない
英語学習で文法を避けることはできませんが、初心者のうちは「全部を正確に覚えよう」とすると挫折しやすいです。
まずは「現在形」「過去形」など、日常会話でよく使う文法から少しづつ学ぶのがおすすめ。
完璧を目指すより、「間違えても伝わればOK」という気持ちで使っていくと、自然に理解が深まっていきます。
・アプリやフラッシュカードの活用
アプリやフラッシュカードを使えば、スキマ時間でも効率的に学習ができます。
・単語学習アプリ:音声付きで正しい発音もチェックできる
・フラッシュカード:短時間で繰り返し復習できるといった特徴があり、ゲーム感覚で学べるので継続しやすいのも魅力です。
まとめ
単語や文法の学習は、「覚えること」自体が目的ではなく、「実際に使えるようになること」がゴールです。
使いながら覚える、少しずつ文法を広げる、アプリで楽しく続ける。
この3つを意識すれば、英語の基礎がしっかり身につき、独学でも確実に力を伸ばしていけます。
独学を支える便利ツール・アプリ紹介
・無料&有料アプリのおすすめ
◯無料/基本無料のおすすめアプリ
1.Duolingo
無料で始められ、ゲーム感覚で単語・文法・リスニング・スピーキングをバランスよく練習できます。
(広告の非表示や学習回数の拡張などは有料版(Super Duolingo)で対応可能です)
2.Cake
https://apps.apple.com/jp/app/cake
ネイティブが実際に話す英語表現を動画で学び、発音チェックなどの練習もできるアプリ。
無料で使える機能が多くあります。
3.Memrise
無料プランで基礎的なレッスンが使え、ネイティブスピーカーの録音や復習機能なども搭載。プロバージョン(有料)にアップグレードすることで追加機能が使えるようになります。
有料(またはサブスクリプション型)でおすすめアプリ
1.スタディサプリENGLISH
4技能・文法・リスニング・英会話を網羅できる高品質教材を備え、1日短時間でも取り組みやすい設計が特徴です。月額料金がかかります。
2.Speak(スピーク)
スピーキングに特化したアプリで、AIとの対話形式で話す量を重視した設計。アウトプット重視の学習をしたい人に向いています。
3.ELSA Speak
発音矯正に強みがあり、AIによるスピーチ分析機能があるため、発音を重点的に鍛えたい人には非常に有効です。
・英語ニュースサイト
おすすめ英語ニュースサイト
1.News in Levels
特長:同じニュースを3段階の難易度で掲載。初心者からステップアップしやすい。
利用のヒント:初めはレベル1を読んで内容をつかみ、その後レベル2・3を読む。
2.VOA Learning English
https://learningenglish.voanews.com/
特長:ゆっくり朗読されたニュース+スクリプト付き。語彙も平易な構成。
利用のヒント:聞き取りやすい音声を使ってシャドーイング練習に使うと効果的。
3.やさしく読める英語ニュース(えいごネット)
https://www.eigo-net.jp/easy_readings
特長:中高生レベルの語彙で構成された記事。和訳・音声付き。
利用のヒント:通勤・通学などスキマ時間に読むのに最適。
・翻訳ツールやAIの活用法
英語学習を始めたばかりのとき、難しい単語や表現に出会うのは当たり前です。そんなときに役立つのが「翻訳ツール」や「AI」です。ただし、使い方を工夫しないと、依存しすぎて自分の力にならないこともあります。ここでは初心者におすすめの活用法を紹介します。
1.わからない単語や文の「意味確認」に使う
Google翻訳やDeepLなどを使って、わからない英語の意味をすばやく調べましょう。ただし、翻訳をそのまま覚えるのではなく、「自分ならどう表現するのか?」と考えたあとで答え合わせのように利用するのがおすすめです。
2.ライティングの「添削」に活用する
英文日記やメールを書いたら、AI(ChatGPTなど)に「文法的に正しいかチェックして」と依頼してみましょう。ただ直してもらうだけでなく、「なぜその表現になるのか?」を質問すれば、理解が深まり次に活かせます。
3.会話練習の「相手」として使う
AIチャットや音声読み上げ機能を活用すれば、いつでも気軽に英会話の練習ができます。「旅行で使うフレーズを練習したい」「自己紹介を英語で練習したい」とリクエストすれば、初心者でも安心してアウトプットできます。
4.翻訳に頼りすぎない工夫をする
翻訳ツールは便利ですが、常に使ってしまうと「自分の言葉で表現する力」が伸びにくくなります。慣れてきたら「まず自分で書いてみる/話してみる」⇒「翻訳やAIで確認する」という流れにすると、実力がしっかり積み上がります。
まとめ
翻訳ツールやAIは、初心者にとって「辞書+先生」のような存在です。
意味を理解したり、間違いを直したり、会話相手になってくれたりと、多方面で活躍します。
ただし「頼りすぎず、自分で考える時間を持つ」ことが上達のカギです。
上手に取り入れれば、独学でも効率よく英語力を伸ばしていけます。
挫折しないためのコツ
・モチベーションを保つ工夫
独学は自由度が高い反面、挫折しやすいという弱点があります。
そこで大切なのが「小さな工夫でモチベーションを維持すること」です。
例えば、「お気に入りのドラマを英語字幕で観る」「好きなアーティストの歌詞を調べる」など、自分が楽しいと思える学習を取り入れると長続きしやすくなります。
・学習仲間を見つける方法
一人で勉強を続けるのは孤独を感じやすいものです。
SNSや学習アプリのコミュニティ機能、オンライン英会話の掲示板などを活用して学習仲間を見つけると、励まし合いながら学習を継続できます。
学習仲間がいることで「自分も頑張ろう」という気持ちになり、独学の弱点を補うことができます。
・小さな成功体験を積み重ねる
「英語が聞き取れた」「英語で注文できた」「簡単なメールが書けた」など、小さな成功体験を意志的に記録しましょう。
大きな目標ばかりを追うのではなく、日常の中で達成感を味わうことが自身につながり、継続の原動力になります。
まとめ
独学で英語を学ぶときは、「楽しみながらモチベーションを保つ」「仲間とつながる」「小さな成功を積み重ねる」の3つがとても大切です。
これらを意識することで、孤独にならず、前向きに学習を続けられます。
ゴールは遠くにあっても、毎日の一歩が必ずあなたを成長させてくれます。
まとめ:独学でも英語は必ず身につく!
・学習ステップの再確認
独学で英語を身につけるためには、学習の流れをしっかり押さえておくことが大切です。
まずは、単語や文法の基礎を固め、その知識をリスニングやリーディングに活用します。
次に、実際にスピーキングやライティングでアウトプットを重ねていく。
このステップを繰り返すことで、知識が使えるスキルへと変わり、少しずつ「英語で理解できる・伝えられる」という実感を得られるようになります。
・今日から始められる小さな一歩
英語学習は「最初の一歩」が一番大切です。
完璧な教材や環境を揃える必要はありません。
・気になる単語を1つ調べる
・短いフレーズを音読する
・好きな動画を英語字幕で観る
といった小さな行動から始めましょう。
その一歩を毎日続けることで、気づけば大きな力となります。
まとめ
独学でも英語は必ず身につきます。
大切なのは、学習ステップを意識して少しずつ積み重ねること。
そして今日からできる小さな一歩を踏み出すことです。
焦らず続ければ、必ず「英語が使える自分」に出会えます。